duidui@神宮前5丁目

昨日の事だけど、「男塾夜の部第2回」でチェコカフェの後に行った「duidui」sさんに、3人でランチを食べに行った。

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12、3年前、妻と別居をして、一人暮らし用の部屋を探していた時に、この店が入っているビルの5階が空いていて、住もうと思った時がある。その時、家賃が確か9万円だった。

その頃は、CM制作会社でコマーシャルテープを配達するバイトを1年程した後に制作部に移動になり、仕事の時間が急に不規則になった頃だった。ほとんど家に帰る事もできず、帰れるときも夜中の3時とか4時でタクシーしかなかったから、なるべく会社のあった赤坂の虎屋に近いところに住みたかった。すぐ向かいにある渋谷女子の学生達の声が、常時過労していて、周りにいつも人はいるけど、孤独だった、僕を癒してくれそうな期待もしていたとも記憶してる。

9万円、高かったけど、少しでも時間を作りたかったから、2,3日迷って借りる事にしたんだけど、連絡したときには、すでに他の人の入居が決まっていた。

その前の年、僕と妻は結婚して、姉やその3人の子供達が住むニューヨークに引越し、数年は住むつもりだったけど、数ヶ月を過ごした後に、ワケあって東京に戻った。

東京に戻って僕が決めた2人の新居は、下北沢と三軒茶屋の、ちょうど間にある6畳+キッチン2畳のアパートは、風呂はなかったけど家賃が45000円もした。

もともと誰かが階段を上がるだけでも部屋は揺れてたんだけど、加えて隣に住んでたタクシーの運転手さんが無類のカラオケ好きで、休みの日は大騒ぎだった。

お互いが10代の頃から付き合っていたけれど、僕達2人が「共有せざるを得ないスペース」は、その時の2人の関係性レベルでは、狭すぎたらしい。僕は、たぶんあまり感じていなかったのだけれど。

僕と妻は、ちょうど1年間、まったく連絡を取らなかった。お互いに、連絡先も知らなかった。1年後に、妻の妹に連絡先を教えてもらい、僕達は久しぶりに夕ご飯を一緒に食べ、また一緒に暮らしはじめた。

それから10年ちょっとたった今、八王子で「9万円」の家賃で借りている築40年の民家にも、「僕の部屋」も「妻の部屋」も、ない。