12/6,7,8朝マイソール@ロンドンその2

ノアとキンバリーの教え方は、簡潔明瞭だ。「グルジは、なんて言ったか」

——————

ノアとキンバリーと最初に会ったのは、去年の夏のマイソール。グルジのシャラはゴクラムって場所にあって、そこに程近いところに、結構高いんだけど、日本で飲むようなコーヒーが飲める「赤いスタバ」みたいなとこがある。

僕は、マイソールでも、あまり人とつるむ方じゃないから、だいたい一人でいる。朝シャラに行く時以外は、ネットカフェに行くか、ご飯食べるか位しか、家を出ない。で、外でご飯を食べた後は、結構このカフェに行く。そこで、いつものように一人でカプチーノ飲んで本読んでたら、後ろの席が、ノアとキンバリーとクランティーだった。まだドレッドだったクランティは、その時が初めてのマイソールだったから、二人にいろいろとマイソールやアシュタンガワールドの話を聞いているようだった。キンバリーが、とても丁寧に質問に答えていた。

しばらくして、前の席にいた寂しそうな東洋人の僕に、キンバリーは話しかけてくれた。僕は自分から人に声をかける事は基本的になくて、その時分にマイソールにいた3、4人の日本人としか会話をしていなかったと思うから、たぶんこの時が、去年のマイソールで西洋の人と、英語で初めて話した時だと思う。 

僕は、キンバリーの事もノアの事も知らなかった。キンバリーの話だと、ノアはサーティファイされてるらしい。ずっとロスでスタジオをやってたんだけど、これからはハワイを本拠地にしていく予定だそうだ。ロスにグルジが来た時は、オーガナイザーもしたらしい。経験のある人達なんだな。

僕はノアに質問をした。

「マイソールクラスで教える時に、なにを一番大事にしているか?」
「グルジは、なんて言ったか」

「いろんなタイプの生徒がいるけど、人によって教え方は変えているか?」
「誰にでも同じ。僕達は同じヨガをやっている。人によって変える必要はない」

「何人くらいのクラスが好きか?」
「12人まで。15、6人くらいまでなら見れない事もないが、20人越えたら、40人も一緒」

「たとえばワークショップを受けに行くなら、誰がおすすめ?」
「行く必要は、ない。グルジがマスター。彼は全部知っている。他の人に教わる必要はない」

「日本でワークショップやるとしたら?」
「同じ場所で、1、2ヶ月続けてやりたい」

「なんでハワイに行くの?」
「都市部でアシュタンガヨガスタジオを続けるのは、むずかしい」 

僕は、この手の「質問君」に変身すると質問しまくるから、初対面なのにいろいろブシツケな質問を、これ以外にもかなりした。ノアは、あの澄んだ青い瞳で、そのブシツケな質問に一つ一つ丁寧に答えてくれた。ブシツケな、東洋から来た質問君の相手をするノアを、キンバリーは満足そうに見つめていた。