(読売新聞 – 01月27日 19:21)
全日本空輸は、9月に開設するインド線に、日本の航空会社で初めて全席を座席の広いビジネスクラスにした航空機「ANAビジネスジェット」を投入する。
エコノミークラス換算で136席分のスペースがある小型機「ボーイング737―700ER型」をビジネスクラスのみ36席とする。
全日空は2001年12月に需要低迷でインド線から撤退したが、日本企業の進出などでビジネス需要が高まったため、商都ムンバイ―成田線での再参入を決めた。
ただ、中・大型機は空席が多くなる恐れがあり、座席数が少なく燃料代も節約できる小型機で需要を開拓する。毎日運航して利便性を高めて利益率の高いビジネス客を獲得し、採算ベースに乗せる戦略だ。安定した需要が見込めれば、エコノミークラスもある中型機に切り替える方針だ。